皆様のお宅では年末の大掃除、進んでいますか? 私の場合は、お仕事柄、
お客様に対して水回りのお手入れのことをご説明する機会がありますので、お掃除に対する意識も上がり、以前に比べて汚れをため込まずに済むようになりました。
が、唯一キッチンのレンジフードだけは例外になってしまっています。今日まで見て見ぬふりを繰り返し、とうとう年末まで来てしまいました。最後にお掃除したのが半年くらい前でしたので、フィルターにかなり汚れがたまっていると思います。
そのような中、国内レンジフードメーカー大手、富士工業さんの関連商品が展示されているショールームに伺う機会がありました。
ショールームには、日頃お客様にご説明しているようなスタイリッシュで機能的なものから、ダイニングテーブルの上に設置するオシャレなデザインのものまで、様々なレンジフードがズラリと並んでいました。
中でも、「あっ、これいい!」と思ったレンジフードが特別に展示されていましたので、今回ご紹介したいと思います。
ここ最近のキッチンでは、フィルターのないレンジフードが主流になりつつあります。
フィルターがない分、これまでのものに比べてお手入れの手間は減りましたが、お手入れの頻度的にはどうなのか、やっぱり気になるところです。
今回ご紹介するレンジフードは、なんと!レンジフードの中に取り付いているファンがほとんど汚れない、という進化形タイプのレンジフードになります。
キッチンのレンジフードには、調理の際に発生した油分や、臭い、煙などを外に排出する役割があります。
換気の性能が高ければ高いほど、内部に汚れがたまりやすくなるという、表裏一体な面があります。
そのため、最近の高性能レンジフードにはお手入れが欠かせないということになるのです。
ただ、この進化形レンジフードは、内部に浸入する油をファンの手前のフィルターでキャッチ、ファンまで到達する油そのものを減らすように工夫されていました。
そうなると、油をキャッチする役目のフィルターがベトベトになってしまうことを想像し、さぞやお手入れが大変なのでは?と心配になりますが、こちらも表面処理技術を取り入れることで、水洗いするだけで簡単に油汚れが落ちるというスグレモノでした。
キッチンのレンジフードは、長い間「油汚れの代表格」としての地位を築いてきました。
が、このような進化形レンジフードが一般家庭に広まって、多くの女性生活者がレンジフードのお手入れストレスから解放されるとしたら。
考えるだけで、何だかワクワクしてきます。
私たちの日常生活を快適なものにするためには、ある程度のお掃除やお手入れはつきものかもしれませんが、技術の進化によって、その常識もどんどん変わっています。
まさに今、その過渡期の真っただ中に私たちの暮らしがあることを、改めて実感できた貴重な機会となりました。
最後までお読みくださりありがとうございました。
(写真;innoinno ショールーム新宿)
※写真でご紹介している進化形レンジフードは、内部の構造を分かりやすくご覧いただけるよう、整流板の一部を透明にして展示されています。